グイン・サーガ第16巻 パロへの帰還
グイン・サーガ序章完結!
<あらすじ>
パロ・アルゴス・クム連合と沿海州連合軍は次々とモンゴール軍を破り、首都トーラス入りをはたす。
ヴァラキアのカメロンは各国の司令官と顔を会わせ、ナリスを容易ならぬ人物と見抜き、自分に似た無作法なスカールに惹かれる。
一方、クムに捕らえられ、タリオ大公の前に召されるアムネリス。
行動を供にするフロリーの心配をよそに、この場を生き延び、モンゴール再興の為の交渉を見事にやってのける。その根底には、自分に無知さと未熟さを教えたナリスの存在がいまだに大きかった。
金蠍宮の捜索でノスフェラスに想像を絶する兵器が存在する事を知ったスカールは、カメロンにだけ行き先を告げ早々に旅立っていく。
ナリスはスカールの所在を聞き出そうとするが、カメロンはスカールの信頼を裏切ることなく、しらをきる。
ナリス・ベックがパロに戻って数日後、二粒の真珠・リンダとレムスがクリスタル・パレスへ1年ぶりの帰還をはたす。
そして、パロ聖王・レムス一世戴冠式の日。その式の最中、リンダは《予知者》としての力を発揮する。
「カル=モルがあの子を選んだんだ」
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